HP 200LXのフレキシブルケーブルを導電塗料で補修した話
HP 200LXのキーボードとメイン基板はフレキシブルケーブルの接点で間接的に繋がっていて、この接点が摩耗して一部のキーが入力できないときがあったりしていたのですが、とうとうON/OFFボタンが使えなくなったので、フレキの接点を補修しないとなーと思って、導電塗料で修復しました。使った導電塗料はこちら。
パターンどおりにマスキングテープを貼ります。櫛形の縦方向は0.5mm幅くらいなので、マスキングテープをそれくらいに切って根気よく貼ります。横方向は簡単。そして、そこによく練った導電塗料を楊枝の先などで塗っていきます。
塗り終わってこんな感じ。自然乾燥だともうちょっと丁寧に塗ったほうがいいのですが、今回はドライヤーで強制的に乾燥させるので、これくらいでも風圧できれいになります。
冬場なので5分くらい(夏なら半分くらいでよい)ドライヤーを当てっぱなしにすると、こうなります。だいぶ平滑化されました。このようにベージュっぽく変色していれば導通する状態になっているはずです。テスターなどを当てて確認してみましょう。
導通が確認できたら、今度はマスキングテープを剥がしていきます。根気よく貼ったぶん、根気よく剥がす必要がありまして、そっと剥がす作業を何十回も繰り返します。終わったらこの写真のような感じになります。
あとはいつもどおり組み立てて、動作確認が取れればオッケーです。電源を入れたり切ったりできるようになってよかった。