Apple WatchとSony wena 3を悪魔合体させてゆくよ
ソニーが既存の(スマートウォッチでない)時計のバックルをスマートウォッチ化する『wena 3』を発表したとき、とてもよい商品を考えたなと思いました。しかし、ぼくの常用時計はApple Watchです。マスク着用が半ば義務である現在の状況を鑑みても、iPhoneのロックを解除するために必要です。
ところで、ぼくは汎用バンドで気に入っているものを、『Apple Watch バンドアダプター』というものを噛ませて使っています。バンド幅は24mmなので、アダプターと噛む部分を22mmになるよう削って使っています。
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このバックル部分にwena 3が取り付くのではないかと思って、うっかり買ってみたのがこの大がかりな道のりの最初の一歩となります。いや、iPhoneもAndroidも両方通知を受け取りたいんですよ。
時計のバンドにはいわゆるラグ幅というものがあって、これでどの時計やバンドと噛むかが決まってきます。で、ソニーは結論としてはwena 3は汎用バンドには噛ませられず、ソニー純正のバンドとしかかみ合わせられないというようにしています。
ですので、このチャレンジはわりと無理矢理で、バンド片側の末端のラグ幅をwena 3の18mmに合わせて削り、それ用のバネ棒で固定しました。もう片側が凶悪です。
ここを汎用バンドと噛ませるためにひとつ治具が必要なのですが、これはセイコーシチズンの時計専用にしか売られていません。ヨドバシカメラの店頭に、3300円と陳列もされているのに、シチズンの説明員とヨドバシの店員は「これはシチズンの時計を購入して同時にしか買うことができない」の一点張りです。潰れろシチズン。
というわけで片側の、バンドとバックルを固定する側、突起の噛み合うほうに一工夫が必要です。wena 3の個々の部分には、18mmのバネ棒が噛み込める隠し穴が4つ開いています。この、内側のほうに20mmくらいのバネ棒を中心から曲げて、18mmに合うくらいにして噛み混ませます。これで、突起部分が外れることを防止できます。
これで、見かけは少々悪いのですが、スマートウォッチを2つ着けたいという需要には応えることができます。プライベートで使っているiPhoneの通話や通知を受けることと、業務用のAndroid端末の通知を受けることが同時に可能となります。