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Fiio M5

Date.
2021-09-18
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FiioのコンパクトなDAP/DACである『M5』をたまたま見かけたので買いました。Shanling M0と結構長い間悩んでいた小型のDAPです。両者ともに同じようなサイズ感で同じような操作体系なので、悩むんですが悩んでいるうちに終売となって中古市場でもうーんとやっている間にだいぶ安くなっていました。

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32bit/384kHz対応でDSDネイティブ再生可能なデジタルオーディオプレイヤーにもなり、PCなどに繋げば同性能のDACにもなるというのは非常に応用が効いてよいのですが、この機種はBlutoothのトランスミッター機能も搭載しているので、スマートフォンと繋いでおいてM5のmicroSDに入れた楽曲をBluetooth イヤホンで聴きながらスマートフォンへの電話の着信を受けることもできるという、もう詰め込み要素多すぎて大丈夫なのって製品ですが、大丈夫です。

筐体はiPod shuffleを2回りくらい大きく厚くしたような感じのサイズ感。USB-CポートとmicroSDスロット、そして2.5mmのヘッドホン端子でもありいろいろケーブルを挿すための窓口ともなるジャックが、外部との入出力ポートすべてです。

デフォルト設定ではスリープボタンをシングルクリックで再生/一時停止・ダブルクリックでスリープとなっていて、ちょっと分かりづらいです。これは設定から逆の設定に変えることができます。

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ひっくり返すとHi-Res認証とHi-Res Wireless認証のマークが見えますが、後者はaptX HD/LDACによって実現されるものです。対応フォーマットは中華製品の常で非常に多岐に渡り、紹介しきれないので日本総代理店の公式サイトをご覧ください。

Linuxをカスタマイズしたものがコアとして動いていて、UIはiPod shuffleを使ったことがあれば分かるような感じです。ただ、これも中華製品の常で表示される日本語は非常に不可思議な表現を使っているので、英語設定で使ったほうが分かりやすいかもしれません。このLinuxコアとSoCは非常に省電力性能が高く、Bluetoothでも15時間の連続再生、そしてディープスリープ状態での待ち受けなら22日間と、他社のDAPを圧倒する性能を誇ります。

再生音質は、非常にクリアで澄み切った音となっていて、パートごとの分離がはっきりしています。同じイヤホンで、スマートフォンで再生していたときはいわゆる〝サ行刺さる問題〟があった楽曲が、M5での再生では刺さらなくなるなど、確かに体感差を感じます。このあたり、Androidベースで中身もスマホとそれほど変わらないエントリーグレードのWalkmanとは違うなと思いました。ただ、UI/UXのステージは圧倒的にWalkmanのほうが分かりやすく便利で、中華のこういうプロダクトを買うときはいろいろな不都合をすべて許容できないと生きていけないので、注意が必要です。

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