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Sony Xperia PRO-I - XQ-BE42

Date.
2022-10-28
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会社支給のスマートフォンが、今年からストレージ要件512GB以上になったので異色なものばかりになり、その中から中でも特に異色のXperia PRO-Iを選んできました。iPhone Proモデルなどはもう先に取られちゃったんですよ。

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メインカメラとして、ソニーの1インチセンサとZeiss Tessor T*レンズを搭載していることが特徴の、いわゆるカメラフォンですね。業界的には久々の1インチセンサです。そして、F2.0と4.0の機械式絞りも搭載しています。スペックだけ見ればなかなかのもの。ではいったいどこにソニーの罠があるのかというと、それはいつもどおり。だから、私はXperia。

ちなみに、ソニーのスマートフォンでZeissの〝レンズが〟搭載されることはこれが初で、ブランドをさておいても、5群6枚! 非球面! ガラスレンズ! というのも初めてのはずです。これまでソニーがZeissと言ってきたのは、Zeissの〝T* (ティースター) コーティング〟のことであって、レンズはソニーのものでした。

Zeissのレンズということは、Zeissのクセを理解している必要があって、ケラレもフレアもふつうに載ってきます。玉ボケは非常に美しいですが、ややピーキーです。撮れば分かるのですが、小さくてもこれは正真正銘のZeiss レンズです。Leicaみたいに写りがそれらしければなんにでも認証ロゴを与えるわけではなく、Zeissはきちんと自社の技術のものでないとロゴを発行しないので、そういうところでは信頼を持てます。

ソニーの1インチセンサはフルに使えるわけではなく、像面位相差AFや機械式手ぶれ補正のために中央付近の約60%を使います。どのみちこの薄さのスマートフォンなので、センサが1インチもあるとレンズの光をフルに捉えられないはずです。だからこの子はαでもRXでもないんです。そういう理屈を分からずに、当初のレビューではさんざん虚偽だと酷評され大騒ぎされました。かわいそう(Zeissが)。

カメラ系アプリはPhotography Pro、Videography Pro、Cinema Proと3種類搭載されていまして、知らん人はなんだこれってなると思うのですが、それぞれ静止画、Vlog、映画作りに使います。簡単に何も考えず写真とビデオを撮るアプリというもの(iPhoneなど一般的なスマートフォンのカメラアプリのような)は搭載されていません。

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Photography Proを使ってRAWで撮ると分かるのですが、この素子は確かにソニーのそのものであって、まずそのノイズがすごいです。ノイズは明るい空でも暗い道でも各所に現れます。ソニーの何がすごいのかってもうBionzエンジンがとにかく素晴らしいのであって、このノイズがJPEGになると途端にきれいに消え失せるんですよ。

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素子がどういうシーンでどういうノイズを叩き出すのかこのAIはよくわかっていて、それを機械学習できれいに潰してきます。そういう意味では、αの(高感度モデルのRではない)スタンダードモデルと同じく、基本的にはJPEGで撮るカメラです。

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わざわざ苦難の道を選んでRAWで撮る場合、Adobe Lightroomでの現像で段階を踏んでノイズをきれいに潰していく必要があり、いわゆる写真の面倒な作業が発生します。これを、作品作りだとも言えますが。ひとつ言えることが、まず素子のノイズをどうにかしない(ソフトウェアで解決!)というところが、技術のソニーらしいアプローチです。ソニーが好きな人は各所でニヤリとできます。あっ、ここが、Xperia。

で、その基本JPEGで撮るカメラなのですが、なにぶんPhorography Proしかカメラアプリが搭載されていないので、わざわざプロ向けアプリを使ってわざわざJPEGで撮る必要がありまして、ちょっと面倒です。なにせ画面内シャッターボタンがないので、スマホらしい縦向き撮影では非常に不利です。もう少し考えてほしい。だから、私はXperiaなんだよ。

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