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Apple MacBook Air 13 (M1, 2020)

Date.
2021-07-02
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とうとうM1のMacBook Airを買ってしまいました。8コアCPU/8コアGPU/8GB/512GBの、いわゆる中位モデルです。MacBook Proでない理由は、性能的にM1のMacBook ProとMacBook Airは目立った差違がないからです。SoCが同じM1なので、冷却ファンが効くような激しいシーンでしか性能差が現れないのですね。

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Lightroomに80GBほどの写真がため込まれているのですが、これを読み込んでリストビューにする、それをスクロールする、その簡単な動作だけでも体感差がかなりあります。なるほど、これはIntelが切り捨てられるわけですね。実際、今までの第8世代Intel Core i5 (MacBook Pro 2018)ではLightroomはかなりストレスのある環境でした。

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Apple M1は、Arm系のSoCです。そして、iPad Proと共通のSoCでもあります。このため、M1搭載のMacではiOS/iPadOS向けのアプリが動かせるようになりました。App Storeからダウンロードすることができるようになっています。たとえばボイスチャット系SNS『パラレル』はスマホ向けアプリしかなくてWindowsやMacでは見ることもかなわなかったのですが、M1 MacではApp Storeからダウンロードするだけでそのネットワークに参加することができるようになります。素晴らしい時代。

ちょっとだけ困ったのは、Macの画面の仮想解像度を1920x1200pxのFullHD化するのができなかったこと。ディスプレイのIDが引っ張ってこれないので、手出しができなかった。ちょっと後日頑張りたいと思います。

これまでのButterfly KeyboardからMagic Keyboardに変わったことで、まだ慣れられていないのでちょっと指が引っかかったりするようになりました。壊れにくくなったことは歓迎すべきだと思いますが、ちょっとストロークが大きすぎるかなあという印象。もうちょっと薄くてよかったですね。

キーボード最上段のファンクションキー列が10年ぶりくらいに刷新されて、F4~F6のところでSpotlightの呼び出しや音声入力、おやすみモードの切り替えがワンキーできるようになりました。ファンクションとしてはなんというか、プレゼン時に必要なキーを詰め込んだ感じです。キーボードバックライトの明るさ調整はここではできなくなり、コントロールセンターに移動しました。

2018のMacBook Pro比では、escキーが独立した物理キーとして存在するのが大きな違いです。ここは日本語入力の際に結構フラストレーションがあった部分なので、歓迎したいところ。その代わり、Touch Barが失われたので、Adobe Creative Cloudなどのクリエイティブなアプリでの操作が画面内のカーソル操作に限定されるようになってしまいました。どっちが便利か、難しいね。

よく使うChromeや、PhotoshopやLightroomをはじめとするCreative Cloudのアプリ群、Microsoft 365 (Office)など、有名どころのアプリはM1向けのネイティブアプリがリリースされはじめています。App StoreからダウンロードできるものはM1向けに最適化されています。

そうでないアプリの場合、Rosetta 2と呼ばれるx64のバイナリ変換を通して実行されます。でも、これを通しても速いというのがMacのすごいところでもあると思います。これによって、過去の資産もきちんと動きますし、徐々に移行が進んできているのでネイティブバイナリはさらに高速に実行できるわけです。

旧来のIntel Macのアプリ、M1ネイティブのアプリ、そしてiOS系のアプリと、3種類のアプリを動かせるようになっているのは、Microsoftのほうが後出しではありましたがi386 (32bit)、x64 (64bit)、Linux (WSL)、Androidと4種のアプリが実行できるWindows 11などとも共通する要素です。このようにクロス環境でアプリを実行できるようにしていくのが、これからのPC用OSのスタンダードになっていくのかもしれません。

ハードウェアとしてのMacBook Airは今回1mm程度厚みが増したのですが、それくらいは充分許容できるような必要充分の環境を普及価格帯でリリースできているのは強いところだと思います。M1 SoCの基板は非常に小型化ができるということがiMacで分かっているので、現在のラインアップの中からはなくなってしまった11インチのMacBook Airの復活にも期待したいところですね。

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