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Sightron SD-33XX

Date.
2020-06-03
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サイトロンの実銃用照準器で、初めてAimpoint A1規格(20mmレール、いわゆるピカティニーレール)へのマウントに対応したドットサイト『SD-33XX』を買いました。

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サイトロンの照準器には、主に実銃用でトイガンのBB弾の被弾にも対応しているSDシリーズと、主に軍用で自動調光などが付いたMDシリーズがあります。MD-33などは防衛省自衛隊にも納入されている純国産の照準器として知られています。いずれにしても防弾・防塵・防水性能が確保されており、水中ですら動くとされていて日本の技術力の高さを感じられる製品です。

おもに89式に載せたくて買ったのですが、M4A1でも同じレールセクションなので、共用できる装備です。

先に買ったVector OpticsのTempestは照準の形が選べますが、SD-33XXはシンプルにドットのみです。本音ではクロスヘアがよかったけど、法執行機関に納入されているという実績を重視しているので、目をつぶるべき部分ですね。

いわゆるゼロ出しをしていて気がついたのですが、レティクルの上下左右を合わせるダイヤルがXYどちらの方向も指で回せます。コインや六角レンチが必要なくてべんり。クリック感がしっかりあるので、射撃中にずれる心配もないでしょう。レティクルは5MOAの大きさがあります。

明るさは自分でサイドダイヤルを使って補正するのですが、屋内でも屋外でも充分な光量を発揮します。MD-33だと自動で光量補正してくれるわけですが、今のところその必要は感じていないです。なお、パワーソースはCR2032です。ガンケースに予備を持っておくとよさげ。

下位モデルのSD-30と比べると対物レンズが(数値としては3mm)大きいので、見える範囲はかなり違います。狭いほうがいいという人もいるので一概には言えませんが、結構な範囲差なので迷う人はよく実物を確認してから買ったほうがよさそう。

主に夜間の光点バレを防ぐ、キルフラッシュも標準で付属しています。かっこいいので当然付けるよね。必要性や実用性はともかくとして。

さて、今まではマウントが別売で、しかも33mmのマウントはサイトロン純正しかなくてくそ高いと言われていたレールマウントですが、とうとう本体と一体になってAimpoint A1/ピカティニーレール対応と、過去モデルと比べると突然便利になりました。マウントの高さは適度にあり、ローマウントではないけどそこそこ低めです。20mmレールがあればどこでも取り付くわけで、斜めにとりつけるキャンテッドサイトを実現することも可能です。いやそれは他のやつでもできるか。とにかく、べんりのひとことに尽きます。あ、レールマウント部分を取り外すこともできます。

本当にシンプルで無駄のない、さすがは軍用だなあという感じの製品なのですが、ファンクションとしてはお値段1/3のTempestと何も変わるところはないので、例えば質感を重視したりブランド力を重視したりしないのであれば、実用性としてはVector Opticsのような中華ブランドのドットサイトでもいいんだと思います。これは褒めています。

あと、もしこの文章をドットサイトを買う参考に読んでいる人がいたら、ぼくとしては実銃対応のものを買ってね、ということを言いたいです。トイガン用と実銃用は作りが全然違うので、初めての人ほど壊しにくい実銃用を手にしてほしいです。中古でもよければマルイのプロサイトみたいな値段で買えますし、1万円出せるならVector Opticsが買えるわけです。もちろん、ドットサイトに4万出せるならサイトロンの製品は最高だと思いますが、こだわりがなければサイトロンを買う必要はないと思います。それくらい、今の中華製品はよいと思います。

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