VFC/UMAREX HK416A5 RAL8000 TAN
ドイツの法執行機関ではG38と呼ばれる、HK416シリーズの最新マイナーチェンジモデルHK416A5を、HK社の正規ライセンスのもとSIG SAUERの親会社であるVFC社がUmarexブランドでモデルアップしている、ちょっとややこしい事情のガスブローバックガンです。TANカラーはA5モデルのイメージカラーともなっていて、象徴的なモデルに仕上がっています。
HKのライセンスがあるということで、各所にちりばめられたHKロゴや、ブロックごとに異なる塗色、作動時には目立たないダストカバー表面のライセンス表記など、細かな仕上げを得意とするVFCらしいこだわりが随所に見られるモデルです。
HK416シリーズといえば各種FPSゲームで大人気の高精度アサルトライフル(AR)、各社が電動やガスブローバックでリリースしています。ぼくもPUBG MOBILEではM416が大好きです。その中でもVFC社のモデルは非常に人気が高く、Amazonなどでは転売価格で売られていたりするので気をつけてください。
HK416A5ではセーフティや各種レバーがだいたいアンビになっていて、右でも左でも操作できます。また、ストックがスリムラインのタクティカルタイプになっているので、オリジナルのごっついストックが好きな人とは好みが分かれそう。結構、オリジナルのHK416やHK416Dとは異なります。
ホップアップの調整は、フロント側からダミーのガスブロック(バレルの上の棒)を回して行います。他社のようにテイクダウンしても調整部位が見当たらなかったので、一瞬戸惑いました。
実用性の向上と外装のドレスアップ的な感じで、PTS GA社のバトルコンペンセイター（M4SDII)、MAGPUL社のアングルフォアグリップ(AFG-2)、そして純正グリップの握りがしっくりこなかったのでPTS社のエンハンスドグリップ(EPG)を換装しました。
EPGなのですが、セレクターの押さえバネがM4とHK416では長さが違っていて、グリップ側のスプリングが潜り込む穴を埋めないとセレクターが正常に動作しなくなります。それと、グリップを止めているヘックスの径は5mmなので、長さが充分にある5mm径の六角レンチを買いましょう。マルイの4mmとは異なります。