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MacBook Air/Pro 13" Retinaの仮想画面解像度を1920x1200 Hi-DPIにする (Big Sur対応版)

Date.
2020-10-05
Category.

macOS Big Sur Developer PreviewをMacBook Proに入れて使っているのですが、いつもの画面解像度FHD切り替えをやろうと思ってちょっとだけハマりました。SIPがあることと、それによってシステムファイルが保護されているので、今までの手法が使えませんでした。

画像

これまでからちょっとだけ改訂して、メモ代わりに以下の手順を残しておきます。

ディスプレイのベンダIDとプロダクトIDを取得するのはいつもどおり。

$ sudo ioreg -lw0 | grep DisplayVendorID

おそらく、文字列に混じって "DisplayVendorID" = 1552 などの値が返ってくるはずです。次に、同様にしてディスプレイのプロダクトIDを取得します。

$ sudo ioreg -lw0 | grep DisplayProductID

これも、同じように 41025 などの値が取得できるはずです。

これらの数値を、『計算機』アプリなどを利用して16進数に変換してください。以下の例では、1552 を変換して 0x610、41025 を変換して 0xa041 だったものとして操作を進めます。適宜置き換えてください。

ここからが今までとちょっとだけ違います。

$ sudo mkdir -p /Library/Displays/Contents/Resources/Overrides/DisplayVendorID-**610**
$ sudo cp -r /System/Library/Displays/Contents/Resources/Overrides/DisplayVendorID-**610**/DisplayProductID-**a041** /Library/Displays/Contents/Resources/Overrides/DisplayVendorID-**610**/DisplayProductID-**a041**

ここで、システムデフォルトの設定をライブラリへコピーしています。次に、このファイルを編集します。

$ sudo vi ./DisplayVendorID-**610**/DisplayProductID-**a041**

このファイル内から <key>scale-resolutions</key> の行を探して、<array> の次の行へ以下の文字列を挿入します。

    <data>AAAPAAAACWAAAAAB</data>

この値を保存してから再起動し、今度はJibapps社の『Displays』というアプリ(※App Storeにもあります)を使って画面解像度を切り替えてあげれば完了です。Catalinaあたりから、システム環境設定では切り替えられなくなってしまいました。

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