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Unihertz Jelly 2 LTE Dual SIM - Japan Edition

Date.
2021-06-30
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会社の業務用SIMの挿し先って、結構困ります。今まではドコモのカードケータイを使っていたのですが、これデュアルSIMではないので本当に通話専用端末を持ち歩くことになって効率が悪い。

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そんなとき、このJelly 2が開発発表され、なんと日本版だけはおサイフケータイ対応ということになりました。3インチ級の画面でおサイフケータイも使えて物理デュアルSIMというのは今までにない感じの実用端末ではないか、とそう思ったわけです。

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本体は非常に色の濃い緑で、光の加減では青にも見えるという深い色合いです。この曲面で構成された本体形状は非常によく、手にすっぽりと収まります。

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旧機種であるJelly Proよりもかなり分厚くなり、そのぶんバッテリーが増強されていることがよく分かります。実際、バッテリーは丸1日メイン端末のようにいろいろやっても4割くらい残ります。

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本機のSoCであるMediaTekのHelio P60は、ミドルレンジクラスのものです。だけど、この大きさでここでゲームをやるわけでもないので、必要充分です。Chromeが重いとかそういうことはいっさいなかったです。メモリが6GBあるのも強いところだと思います。

業務用SIMはいわゆる必要最低限度の通信容量しかないものなので、SIM2スロットにデータ通信用の何らかのSIMを挿すとよくて、本機はいわゆるDSDV (Dual-SIM Dual-VoLTE)での待ち受けが可能なので、SIM1/2のどちらもVoLTEとして繋がります。

ホーム画面はドロワーのないiPhone系のUIですが、ウィジェットを適宜置くなどすることもできるので、ひととおりの情報を見渡すことができます。また、左端にはGoogle Discoverの表示が可能なので、ニュースの閲覧もできます。

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画面は小さいですが、充分実用域にあると思います。Jelly Proから0.3インチほど大きくなった画面は、情報をだらだらと見通すのには非常によくて、結構ふつうのスマホとして使えてしまいます。ただ、もう見て分かるとおりですが細かい操作が要求されるシーンには向いていないです。

ソフトウェアキーボードはGboardはこういう画面に最適化されているわけではないので、特に英字の入力には難があります。ぼくはATOK Proを入れて使っていますが、これも結構打ち間違いが発生するので、入力のしやすいIMを探すのは結構苦労しそうな気がします。

日本版だけにあるおサイフケータイ(NFC Type-F)ですが、SuicaとPasmoを同時に利用できないことが他の機種と明確に異なる制限なくらいで、他はいつものおサイフケータイです。日本版だからカメラのシャッター音が切れないのかなと思っていたのですが、それはちゃんと消すオプションがありました。本当にただ単にNFC Type-Fをカーネルオプションで制御して、おサイフケータイ対応させているだけのようです。

カメラには全然期待していなかったのですが、結構よく写ります。本体が分厚いので、つまり分厚めのカメラモジュールを載せられるので、それなりのものを積むことができたのだと思います。iPhone 8/SE2あたりよりはいいカメラですね。

キワモノガジェットのひとつとなると思っていたのですが、思っていたのとは違ってけっこう実用的です。一般的なスマホと比べてないのは防水防塵くらい。これはもうひとつの製品ライン、Atomの新製品のほうに期待してもいいのではないでしょうか。

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