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Huawei MateBook (1st gen.)を整備していくお話

Date.
2021-07-11
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MateBookは2016年の末に買っているので、5年前の端末を整備する感じですね。Windows PCで5年というと長いようで短く、もう初期導入のWindows 10 1607はサポート期限が切れています。Windows Updateから21H1へ直接アップデートすることはできます。

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もちろんのこと、Insider Previewに登録してDevチャンネルなどを受信していれば、Windows 11 Insider Preview (21H2)へもアップグレードできます。筆者はこれで上げていますが、特に問題となったデバイスなどはなかったです。

Windows 10が、特定のバージョンをサポート終了させながらこれから先ずっと生きながらえていくのだと思っていた身としては、Windows 11の、少なくとも外見だけは大きく変えてきたのはよいことだと思います。Windowsはもう少しモダンなデザインになる必要があったよね。

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Windows 11はWindows NT Kernelとしては10.0.xなので、10と変わるところがあまりないです。ドライバモデルの変更やTPM 2.0の義務化が、これから互換性の問題を引き起こしそうな大きな争点ですかね。

CPUがIntelの場合、Windows 11は第7世代以降を推奨しているのですが、MateBookは第6世代です。でもまあキビキビ動きます。第4世代のVAIO Pro 11でも動いてましたからね。まあそこは大丈夫。

macOS Big Surのインストール (Windows 11とのデュアルブート)

OSX86の情勢は、OpenCoreとmacOS Big Surの登場で大きく変化しました。初期のレビューではmacOS SierraをCloverによって導入していたのですが、今回はOpenCoreでBig Surを入れてみることにします。

OpenCoreのplistは結構複雑なので、別に用意したmacOSマシンで『OpenCore Configurator』を使うといいと思います(OpenCoreはバージョンによってplistの書き方が変わったりするので、注意が必要です)。DSDTへのパッチは必要なく、主にデバイス名の変更用にSSDTへのパッチをいくつか入れています。

  • SSDT-EC-LAPTOP.aml
  • SSDT-EC-USBX-LAPTOP.aml
  • SSDT-GPI0.aml
  • SSDT-RTC0-RANGE-HEDT.aml
  • SSDT-PNLF-CFL.aml
  • SSDT-PLUG-DRTNIA.aml
  • SSDT-XOSI.aml
  • ssdt-rmne.aml

ssdt-rmne.aml 以外はすべて、OpenCore Configuratorから導入できるものです。

kextへのパッチやインジェクターも今は優秀なものができているので、そんなに数多く導入する必要もなく、最低限のもので動きました。

  • NullEthernetInjector.kext
  • AppleALC.kext
  • CPUFriend.kext
  • CPUFriendDataProvider.kext
  • Lilu.kext
  • SMCBatteryManager.kext
  • SMCLightSensor.kext
  • SMCProcessor.kext
  • USBInjectAll.kext
  • VirtualSMC.kext
  • VoodooI2C.kext
  • VoodooI2CHID.kext
  • VoodooPS2Controller.kext
  • WhateverGreen.kext

他に、 /Library/Extensions/ へ NullEthernet.kext を入れています。Wi-Fi/BluetoothはBroadcom製なので動きそうではありますが、今のところ動作に至っていないです。

インストールと初期設定で躓きそうな場所はないと思いますので、さくっとデュアルブートのお話。

OpenCoreの画面からReset NVRAMをして、Windowsを立ち上げると二度とOpenCoreが出てこないようになります。そこで、Windows Bootloaderのエントリを書き換えてOpenCoreを立ち上げるようにするWindowsコマンドの登場です。

> bcdedit /set '{bootmgr}' path \EFI\OC\OpenCore.efi

これを管理者モードのPowershellなどで実行して再起動すると、OpenCoreのOS選択画面が出てくるようになります。この状態であればどちらのOSも選ぶことができます。Windowsのデバイスマネージャにひとつ、不明なデバイスがでるようになります。これはNullEthernet (ssdt-rmne.aml)が作った仮想ネットワークアダプタなので、無視して大丈夫です。

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