Lenovo ThinkPad T480sにWindows 11 ProとmacOS Big Surを入れた話
前にSurface Proで見たような気もするのですが、ThinkPad T480sがWindows 10でブートできなくなりました。Windows 11の内部ビルドのUSBメモリからは起動できるので、Windows 10の問題のような気がします。
ともかく、ブートしないことには仕方ないので、Windows 11 ProとmacOS Big Surを入れました。
Windows 11に関しては、設定からWindows Insider Preview Programを開始してDevチャンネルなどに設定すれば最新のビルドが降ってきますし、『Lenovo Vantage』を入れればドライバなどの更新が自動で降ってくるので安心です。ThinkPadのいいところのひとつですね。
macOSに関しては、UEFI BIOSが非常に素直な造りをしているので、『OpenCore』の設定を適切にしてあげれば素直に起動してきます。初期に必要なEFI領域のファイル群を置いておきます。
macOSのセットアップが終わると、Windows 11とのデュアルブート設定が必要になります。上記ファイルをSSD内のEFI領域に置いて、OpenCoreの起動画面からWindowsを選んでも起動できないはずです。SMBIOSなどの値がmacOSに最適化されているためです。
ですので、EFI領域に『BootloaderChooser』を入れて、〝Windows起動に最適化した〟『Clover UEFI』を起動させてからWindowsを選ぶと、Windows 11を起動することができます。このClover側からはmacOSは起動できません。EFI領域に置くファイル群は以下。先のファイル群に上書きしてください。
上記ファイル設置後、macOS側で『Kext Updater』などを使ってアップデートのチェックを行うこと、OpenCoreがアップデートした際は『OpenCore Configurator』などでOpenCoreの設定が狂っていないかを確認することを推奨します(OCはバージョン間で互換性のないアップデートを行うことがあります)。