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Microsoft Surface Duo LTE - 6/128GB

Date.
2021-08-01
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Microsoft Surface Duoの相場がどんどん崩れて、もう買ってもいいでしょって感じになったので買いました。

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Microsoft Store版なので10万ちょいという感じですが、AT&T Locked版(つまり実質Wi-Fi専用)でよければ4万円くらいで買えるようになっています。Snapdragon 855搭載端末としても本当に安いしみんな買うべき。

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ちゃんと日本向けの技適も通っていて、日本で販売されなかったのはやっぱりOffice (Microsoft 365)周りのあれやこれやが邪魔したのかなあという感じ。売れたと思うのですが。

本体の表面も表示面も保護フィルムがたくさんリリースされています。ぼくは表面は3M Di-Noc Filmのパールホワイトを加工して自作し、表示面はいつも使っているPDA工房さんのペーパーライクフィルムを使っています。

Surfaceシリーズなので、Surfaceペンが使えます。ぼくはWacom Bamboo Ink PlusをMPPモードにして使っています。このペンはWacom AES方式にも対応しているので、いろいろなデバイスで使えて便利。なお、ペン先はデフォルトの黒にしておくほうがよいようです。ブルーを使ったら線がへにょへにょになってたいへんな目に遭った。

Androidを採用したソフトウェア面

さて、Surface Duoのソフトウェア面を見ていきましょう。まず、この端末は2画面端末だということが重要で、他のデバイス(フォルダブル端末)と大きく違ったところです。つまり、両側のディスプレイで別々のアプリケーションを動かすことが基本になっています。片画面のアプリを画面下からスワイプしてそのまま中央にドラッグすると確かに両面を1画面として使えるのですが、中央のヒンジがある部分も画面がある想定で描画されるので、中央に位置する部分5mmくらいのところを見ることができません。ですので、電子書籍などで結構困ることになります。例えば、Twitterをながら見しながらもう片画面でKindleを読む、ということであれば全然問題なく動きます。

このクセを理解していれば、SoCも充分高速ですので、両画面のアプリは問題なく動くようになっています。スワイプアップやアプリ履歴画面からドラッグすることで左右の画面を入れ替えたりいろいろできます。感覚でやる操作なので言葉にするのは難しいですが。2台のAndroidを使っている感覚で使えば、フレキシブルに動いてくれるので慣れやすいでしょう。このあたりがGalaxy Z Fold2などと決定的に異なる部分です。

初期セットアップでGoogleアカウントとMicrosoftアカウント両方でサインインさせられることからも分かるとおり、この端末はGoogleの作った環境の上で、Microsoftのサービスを動作させるために作られています。MicrosoftのSaaS (Software as a Service)をうまく動作させるためのAndroidというわけ。だからWindows Phoneではないけど、あの頃できなかったことをやれるように作られています。

OneNoteで取ったメモを片側で見ながらWordやExcelに落とし込む、なんて作業のときに非常に強力な効果を発揮するのがこの2画面です。だから、Microsoftのサービスに関係のないゲームアプリなどはさほどうまくは動きません。

必要充分な端末サイズ

Windows Phoneのほぼ最終期に作られた、HPのElite x3とサイズ感を比べてみましょう。単純な見た目ではElite x3のほうが大きく感じます。

Elite x3とSurface Duoのホーム画面を比べると、やはり総合的に画面の大きいSurface Duoのほうが情報量が多く、Windows Phoneのタイルより合理的です。ぼくはタイルインタフェース好きだったんですけどね。

何よりも、Surface Duoは畳んだときの厚みがすばらしくて、ちょっとぶ厚めのスマホ1台ぶん程度の厚みです。同じように角張ったデザインの、LenovoのWindows Phone『503LV』と比べるとわかりやすいかな。

Surface PenやWacom Bambooなどペンでの操作

この端末はSurfaceですので、MPP (Mirosoft Pen Protocol)対応のデジタイザを備えています。このため、Surface PenをはじめとしてWacom BambooのようなMPP互換のスタイラスペンを使うことができます。

ペンは単純にペンとして動くので、Galaxy Noteファミリのような便利機能があるわけではありませんが、あればあったで便利に使えると思います。OneNoteでノートを取ったりSketchbookでイラストを描くなどの一般的な用途であればこなしてくれます。

2画面端末としては現状でも完成形に近い

フォルダブル端末と混同されがちなので、それらと比べると1枚板になりきれていないなどの低評価を受けていますが、2画面を有効活用したマルチタスク作業をこなすための端末と考えると、現状でも充分に完成形に近い地点にいると思います。改善すべきはカメラの配置(フロントカメラしかありません)や厚みのさらなる改善などであって、現状でもヒンジ周りは充分に自由な可動域を得ていますし、ヒンジの折りたたまれ方に連動して片画面に切り替わるところの動作なども自然です。

Microsoftのサービスとの連動性が強いので、Microsoft 365に課金していないとフルには楽しめないとは思いますが、それさえあれば出先でのちょっとしたOffice作業などをこなす能力がきちんとあります。また、それを補完するためのGoogle Play Storeアプリも豊富に存在するので、アプリを稼働させる環境としては理想的なものに近いです。

そろそろSurface Duo 2の噂話が聞こえてきており、次なる発展にも期待していきたいと思います。

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