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Razer Hammerhead True Wireless Pro

Date.
2021-09-16
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2021年4月発売の『Razer Hammerhead True Wireless Pro』を、aptX-LL (Low Latency)による低遅延〝ゲームモード〟の検証用に買いました。ゲームモードは応答時間が60msと短いので、〝理論上は〟60fpsのゲームではほぼ遅延を感じることができないということになります。それがどんなもんなのか検証する必要があったというのが購入の主要因です。

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結論としては、音ゲーも慣れればできると思えたのですが、音ゲーをやっていない期間が長すぎて難易度を最高にすると指のほうがついていかないという問題がありました。FPSばかりやっていては人間駄目。あ、FPSでは確かに聞こえる銃声と画面の射撃モーションがほぼ一致していて、遅延低減効果はきちんとあるように感じました。でも、今までもふつうの完全ワイヤレスイヤホンで勝ってきてるわけなので、これが絶対的優位になるかといえばそうではないと思います。

さて、製品紹介のほうもしていきましょう。Hammerhead TWS Proは、3つあるRazerの完全ワイヤレスイヤホンの中で唯一光らないモデルとなっています。光るモデル(TWS Earbuds 2nd gen., TWS X)だとChromaアプリで色や発光パターンを調整できるのですが、TWS Proは非対応です。ちなみに3つあるのは、EarbudsがANCのない通常版、XがAirPodsのようにイヤーチップがない構造のもの、ということのようです。

TWS ProのANCは、アクティブ式なのでホワイトノイズと逆位相音で周りのノイズを打ち消す方式ですが、ホワイトノイズが大きめです。ちょっとここが逆に気になる方もいるかも。ノイズの打ち消しレベルとしては、この価格帯ならこんなもんでしょう。周囲の会話が聞こえる程度の打ち消しレベルですね。

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両耳のRazerロゴの部分がボタンになっており、クリックとタップで操作系が分かれています(ちょっと触ったときの誤動作を防ぐためにワンタップという操作がなく、より明示的なワンクリックになっています)。この操作は『Audio 』アプリでカスタマイズできます(iOSはこちら)。ゲームモードなどもここで設定できます。ちょっと不親切なアプリなので分かりにくいかもしれません。

ゲームモードに関しては、先述したように優位性はありますが、絶対条件というほどではありません。また、ゲーム以外にも映像鑑賞で演者の口元と聞こえる音がずれる、いわゆるリップシンク問題も結構改善されますので、そういった用途にも活路があります。

と、結構地味な感じのレビューになってしまったのですが、音もそんなに悪くなく、価格もそんなに高くもなく、という感じなので、Razerが好きな人にはおすすめできると思います。Razer以外だとagのTWS04が価格も安く同じように60msの低遅延モードを持っているので、そちらがいいかなあ。

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