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Samsung Galaxy Watch4 SM-R860 - Black/40mm

Date.
2021-10-20
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Galaxy Z Flip3をメインの携帯電話にしました。それに伴い、時計もApple WatchからGalaxy Watchへ買い換えました。Apple Watchはできることが多くて生活に染みついているので、離れる覚悟を決めるのは結構勇気が要りました。

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Galaxy Watch4は、SamsungのTizen OSとGoogleのWearOSが統合された、新しいWearOS搭載のスマートウォッチです。回転ベゼルのあるClassicモデルとそうでない通常のモデルがありますが、筆者が買ったのは通常の40mmサイズ(小さいほう)です。

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40mmタイプの時計側のラグ幅は22mmなので、Apple Watch 38/40mmと同様の汎用ベルトが使えます。ですので、Apple Watchの際にやったのと同じ、悪魔合体技が使えます。Galaxy Watch4とSony wena 3の悪魔合体の完成です。

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Galaxy Watch4に移行することを決意させたのは、睡眠計がこれまでより詳しくなったことで、睡眠ログがまともに使えるようになったことです。これまで、レム/ノンレム、眠りの深浅を種別ごとに記録することはできませんでしたが、これがWatch4でできるようになりました。睡眠障害を抱える筆者と同様の方には力強い味方です。

Apple Watchにはこの詳細な機能がないため、詳しい睡眠ログを取るために今までHuawei Band 6を使ってきたのですが、ログとしてはこれが要らなくなりそうな誤差範囲に収まっています。

また、スマホを近くに置いておくことも必要となりますが、別途で〝いびきの計測〟も可能です。いびきの集音のために電池容量の多いスマホを使うので、枕元に充電環境がある場合はこの機能をフル活用できるかと思います。

睡眠計以外の機能もApple Watchに負けず劣らずの種類を抱えており、Apple Payのような便利なソリューションがないこと以外は特に困ることがありません。まあ、Apple Payは携帯電話で使えばいいので。

もう1点、Galaxy Watch4は要はAndroid端末なので、Google Play Storeが使えます。WearOS対応のアプリはそれほど多いとは言えないのですが、それでも結構な種類のアプリが使えます。

バッテリーの持ちは、1日程度でApple Watchとほとんど体感的な差はありません。睡眠計として使うには寝る時間に充電が終わるよう充電しておく必要があります。

買ったアクセサリ編

Galaxy Watch4には、Apple Watchほどの豊富なサードパーティ製アクセサリ群はありません。ベルトは汎用22mmラグ幅のものを買えという感じですし、保護ケースの類いもそれほど種類がありません。

ケースは時計って結構いろんなところにぶつけるので、あったほうがいいなと思っていて、Spigenのものが理想的に見えたのでそれを買いました。

風防ガラスがサファイヤガラスではないので傷も入りやすいでしょうから、保護ガラスも買ったのですが、実は上記のUltra Hybrid - Crystal Clearはガラス面の保護も兼ねているので、結果的には要りませんでした。

外出先での充電器も探したのですが、結果的にはこれがよさそうで買いました。

2個セットになってしまうので、家と外出用とで使うとかそんな感じになると思います。買うときはApple Watch用と間違えないようにしてくださいね。

Galaxy Watch4のために買ったものとしてはだいたいこんなもんで、あとは22mm幅のベルトはこれまでの使い回し、iPhoneの通知などを受ける用にSony wena 3をベルトのバックル部に取り付けてある、という感じです。

日本では使えない、血圧測定と心電図測定を有効にする

医療機器の許認可の関係でGalaxy Watch4の機能には制約があり、日本では血圧と心電図(ECG)の測定ができません。それを回避するように改変されたSamsung Health Monitorアプリを電話機と時計の双方に導入することで、この2つの機能を有効化することができます。

電話機のほうは通常どおりapkをインストールすればよいのですが、時計のほうがちょっと面倒でWi-Fi経由のadb接続を利用するのがもっとも手軽にインストールできる方法だと思います。使うapkは下記の2つです。

電話機側は以下のapkを導入するだけです。内容的にはroot検出/国別制限を回避するパッチが入っています。

電話機用
Phone.WearOS.MinSDK24-SHM1.1.1.157.root.detection.country.restriction.removed.dante63.apk
https://drive.google.com/drive/folders/138thPYPMbZIp2Us0Unx_h-SqJQEDxZ-0
時計用
Watch4.SHM.MOD.1.1.0.175.apk
https://drive.google.com/drive/folders/1Wi1Ha56MgvoEbiDikiUW12EKnl9p-9XB

時計側は、まず設定アプリの 時計について > ソフトウェア > ソフトウェアバージョン を7回連打することで開発者向けオプションを有効化します。

開発者向けオプションでは、ADBデバッグ と Wi-Fiでデバッグ の2つを有効にします。そして、PCから以下のようなコマンドを実行します。

$ adb tcpip 5555
$ adb connect XXX.XXX.XXX.XXX:5555
$ adb install Watch4.SHM.MOD.1.1.0.175.apk
$ adb disconnect

XXX.XXX.XXX.XXX の部分は、時計側にも表示されている時計のIPアドレスです。コマンドがうまく行っていれば、アプリ一覧にHealth Managerが追加されています。

この後は、開発者向けオプションの〝Wi-Fiでデバッグ〟を切って大丈夫です(有効な場合はバッテリーを消費します)。

血圧の測定には、別途血圧測定器が必要です。時計と測定器で同時に血圧を測定して、測定器の値を時計のほうに入力するという、キャリブレーション作業が3回必要です。

血圧と心電図のデータをSamsung Healthと同期させる

Samsung Health (SHealth)とSHMを同期させるには、電話機側に以下のファイルの設置とSamsung Healthの開発者向けオプションでの設定が必要です。

Samsung HealthとSHMの同期用ファイル群
SamsungHealth.zip
https://drive.google.com/drive/folders/19vFnA-dcfUpdxTdhd2nK7cIjtMSk9119

このファイルを解凍した中身(SamsungHealthフォルダ)を内部ストレージ内のDownloadフォルダに置いておきます。

次に、設定アプリからSamsung Healthを強制終了します。そして、Samsung Healthを起動します。

Samsung Healthの右上3点ドットを押してメニューを表示し、設定を選びます。下までスクロールして〝S Healthについて〟を選び、バージョン情報の部分(バージョンX.XX.X.XXXという表記の場所)を7回連打すると、Set FeaturesとDeveloper modeのボタンがバージョン情報の下に表示されるようになります。

Set Featuresボタンを押してHealth AnalyticsをEnabled - DEVを選びます。次にDataPlatformの中のDeveloper modeをonにします。

もう一度Samsung Healthを強制終了させて、ストレージメニューの中でキャッシュを消去します。

SHMを起動して左上3本メニューからデータを選び、Samsung Healthにをタップして〝すべての権限〟を選び、データ許可を与えます。

これで、Samsung Healthに血圧と心電図のデータが同期されるようになります。

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