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東京マルイ/豊和工業 89式5.56mm小銃 (折曲銃床型) ガスブローバックガン

Date.
2020-05-15
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数日後に豊和・20式自動小銃が発表となり世代落ちした、日本の自衛隊・警察・海上保安庁などの主力制式小銃である89式5.56mm小銃を、東京マルイが精巧に再現したガスブローバックガンです。折曲銃床型は、空挺部隊などのエリート部隊で使われる傾向の多い、肩当て部分を折りたたんで収容してコンパクトに持ち運べるモデルです。

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現代とは国防に対する意識の異なる1989年に制式採用されたモデルなので、そのままではいわゆるピカティニーレールがありません。専守専衛です。レールのマウント自体はあるので、そこに後付けでレールを装着します。

実銃は5.56mmのいわゆるNATO弾を発射する銃器で、米軍のM4A1などとマガジンを共用することが可能となっています。これも東京マルイは再現しており、ある程度の制限付きながらマガジンを共用することができます。

マガジンは通常のNATOタイプでは30発のロングマガジンですが、折曲銃床型では20発のショートマガジンを採用しています。この弾数の違いは同じになるよう再現されています。

半ば標準で据え付けられているようにデザインに溶け込んだバイポッドも特徴的です。銃の前方に2脚を備えることで、弾道の安定性や精密射撃を可能としています。一応取り外せますが、あまり取り外されている姿を見かけることがないです。バイポッドの足の先端部である座面とハンドガードの放熱口が揃うようにデザインされており、ある程度の固定ができます。このあたりは日本らしい細やかな気配りがあると思います。

射撃モードを選択するセレクターレバーは、通常の他国の小銃であれば左側に備え付けられています。これは右の親指で簡単に選択できるようにするためですが、初期の89式では日本の防衛精神で、一度グリップから右手を離して操作するよう、右側にしかありませんでした。防衛に徹していた初期と比べ、他国の治安維持等の国際貢献の場へ出るにつれ、これを改修して左側にもセレクターレバーを設置するようになりました。

これを俗に89Rと呼び、東京マルイではこのタイプを再現しています。また、折曲銃床型では銃床とこの左セレクターレバーが干渉するため、銃床側を円形にえぐって干渉せずに折りたためるよう配慮されています。

セレクターレバーには、単射・連射・3点点射(3点バースト)と安全の計4モードがあり、バーストでは連射の途中で1発しか撃たずにトリガーから指を離しても次のバーストで2発にならず、必ず3発の点射になるようなメカニズムになっています。これも東京マルイでは再現しています。このセレクターにはカタカナでモードが記載されているので、よく縁起を担いで「ア・タ・レ」と呼ばれています(実際の並びは異なりますが)。

細かな再現部分では、グリップエンド(底面)が実はフタになっており、中にクリーニングツールなどの小物を入れられるスペースがあるのですが、このあたりも忠実に再現されています。また、ダストカバーなどの可動部も極力再現するよう設計されています。重量も3900gと、実銃の3500gに弾薬をフル装填した重量とほぼ同様になるよう作られています。

実銃と異なる部位としては、銃剣の取り付け部分とイジェクションポートの周囲の造形が、意図的に変更されています。これは、銃剣や排莢受けなどの実物パーツを取り付けられないように配慮した結果とされています。

東京マルイには、各自衛隊のトレーニング機材として電動ガンの89式を納入してきた実績があります。今回のガスブローバックガンの投入にも、そのような背景があるようです。

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