ThinkPad X250のジャンク品をベースにあれこれする
Broadwell世代のそこそこ状態のいいThinkPad X250 ジャンク品を入手したので、LCDとキーボードとSSDとWWANをすげ替えたというお話です。ThinkPad X240~X270までは基本設計が同一なので、手順を流用できる可能性が高いです。
LCDはFullHDの12.5型パネルがAmazonなどに売られているのでそれを使います。ThinkPad X240~X270に対応した製品として売られていることが多いですが、そうでない場合もeDP接続のパネルなら動くかもしれません。ThinkPad用として売られていても、FRU番号のない汎用品だと輝度調節が効かなかったりするので、そのあたりに注意が必要。
キーボードに関してはぼくがUS-ASCII配列の人間なので交換していますが、正直そんなに交換の必要性もないと思うし、ほぼ全分解になるので面倒でもあります。Amazonだと中国から配送されてくるものがほとんどなので気長に半月くらい待てるならそれでよくて、急ぎの場合はヤフオク!を見て国内配送のものを選ぶといいと思います。
SSDは転送速度が所詮はSATA 6Gbpsなので何でもいいです。ぼくはSanDiskのSSD PLUSを使っています。これでもバス的には性能を活かしきれないので、もっと安くて転送速度が遅いSSDでもいいはずです。かといってもまあこれ以下のSSDを探すのも難しいですが。
WWANはファームウェア(EFI)に適合品のホワイトリストがあって、それ以外のカードを挿すとシステムを起動できないようになっているので慎重に対応品を選ぶ必要があります。X250だとFRU番号が〝〟のQualcomm EM7355を使います。X260だとまた違ったりします。Lenovo品番がないとだめです。この辺は検索して対応FRUを確認したり、Lenovo公式のハードウェア保守マニュアル(HMM)を参照するとよいです。
これらを全部取り付けようとすると、当然ながら全分解が必要になります。ThinkPadなので分解の難易度は低めですが、慣れていないと手順を間違ってフラットケーブルを切っちゃったりするかもしれません。ハードウェア保守マニュアルをよく読みましょう。