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OnePlus - OnePlus 8 (IN2010) 12GB/256GB

Date.
2020-07-31
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ぼくの初めての5G対応携帯電話となる、OnePlus 8をレビューしていきたいと思います。もっとも、日本の現状においてはほぼ4Gですが。

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なお、OnePlus 8にはモデルがIN2010/IN2013の2種類ありまして、前者が主に中国・グローバル版/後者がEU版です。技適の話は横に置いておいたとして、日本の4G/5Gへの互換性を考えるとIN2010を買うのがよいです。中国版はHyrogenOSというGoogle Mobile Services (GMS)非対応のOSが載っていますが、設定から簡単にグローバル版でGMS対応のOxygenOSに載せ替えられるので、そのあたりはぐぐってみてください。ぼくはグローバル版を買ったので、最初からOxygenOSでした。

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さて、この端末は12GB/256GB (※8GB/128GBの廉価モデルもあります)と、いったい誰がそんなに使うのかという容量を積んでいますが、SoCはSnapdragon 865だしSuper AMOLEDな画面はとても美しいし、文句なしのフラッグシップ端末です。約7万円で買えるのも、他社のハイエンド フラッグシップ5G端末が10万を超えていることを考えれば充分に安く、昔のOnePlusらしさが戻ってきたとも言えます。

ちなみに、『OnePlus Nord』という新モデルが出ていて、そちらはSnapdragon 765Gのミドルレンジとなりますが、だいたいの人はこれでいいと思います。5万円くらいで買えます。安い。

本機のシリーズには8 Proがあってそちらは6.78インチの大きい電話機なのですが、8でも6.55インチのスクリーンで充分に大きいです。8 Proにしかない機能はワイヤレス充電とカメラの2x光学ズーム。8無印だとワイヤレス充電がなく、カメラのひとつがマクロレンズになります。iPhoneやGalaxyの小さいほうの感覚で8無印を選ぶと、縦に長いので今まで入れていたポーチやポケットなどに収まらないかも。つまり8 Proはもっとでかいです。

箱の中にはステッカーとSIMピン、Warp Charge対応のACアダプタやケーブルなどいろいろ入っています。初期保護フィルムは画面に貼られた状態で、SIMピンが刺さっているトレイにもう1個入ってるのかなと思って点線に従って開封したら、ただのメッセージカードでした。

標準添付のケースは、TPU素材で全体を包み込むハイブリッドバンパータイプですが、背面に大きく〝Never Settle〟と入っていて、OnePlusへの忠誠心が試されます。ぼくはNever Settleを叫ぶほどは忠誠心がないので、純正の『Hard Sandstone Case』を買いまして、OnePlusのロゴだけにとどめています。なお、純正ケースは他に『Karbon Bumper Full Case』『Nylon Bumper Case』という、カーボン射出成形タイプやナイロンタイプのものがあります。今なら『André Limited Edition Case』という限定のデザイナーズケースも買えるかもしれません。また、純正でNever Settleのない『Clear Soft TPU Case』もあるようです。

5Gの最初の端末はHuawei Mate Xsにするぞと心に決めていたのですが、販売業者がほとんどなくなってお高いところしか残っていなく、次点のXperia 1 IIは非常にカメラの印象が悪く、これは他の機種を当たらなくてはと思っていたところに、OnePlus Nordが発表されました。でも、結局のところ自分の気持ち的にフラッグシップを買っておいたほうが長く使うと思うので、同じ会社のフラッグシップ端末であるOnePlus 8を買ったという感じです。デザインが気に入っていたというのがウェイトとして大きいですね。

5G端末としてはmW波へ対応していませんが、IN2010の通常バンドに関しては日本の事業者にも適合していて、アジア圏で広く使いやすいです。OnePlusはいつもバンド周りが世界対応でないので、このあたりはもうちょっとなんとかなってほしい。

買い換え要因としてはゲーム端末となっているGalaxy S10の置き換えなので、今回はGoogle公式のAndroid端末移行手順に従って〝デバイスのセットアップ〟を実行しました。ゲームのアカウントやセーブデータが完全に移行されるわけではないので、そこら辺は後ほど手動でのセットアップが必要となります。しかし、70個くらいのアプリの移行となるので、これが半自動で実行されるのは楽でした。

ゲーム機として本機を見た場合、『ゲームスペース』というブースター機能とランチャ機能を統合したツールが入っており、ゲームアイコンをここにまとめることもできます。ゲームアイコンをまとめておいて、メインのランチャから非表示にすることができるので、アプリとゲームがごっちゃになることを防げます。でも、並び順をカスタムすることができなくてGalaxyと比べるとちょっと機能性が劣る。ゲームアイコンを長押しして右側のメニューにショートカットを作る機能があって、これでホーム画面にショートカットを作ることができるので、これを使ってショートカットを出し、フォルダに好きな順でまとめることで対応しました。

90Hz対応スクリーンなのでゲームに活きるかと思われがちですが(そういうレビューも多々散見されますが)、実のところAndroidのアプリマーケットに90Hzや120Hz対応のゲームはほとんどないのが現状でして、通常の60fps (≒60Hz)表示にしかなりません。それでも、Snapdragon 865なのでほとんどのゲームはヌルヌルに動きます。あと、いわゆる音ゲーを使った感じだと、この端末はタッチレスポンスがいいように思います。iPhone並に判定がシビアに効きます。そういう意味では、ゲーミング端末としてもよいと思いますね。

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『PUBG MOBILE』がOnePlus 8を対象に90Hz対応を試験的に行っており、これがもう非常にヌルヌルで自分がうまくなったかのような気持ちになれるのですが、動画で90Hzのすごさを伝える手段は現状ありませんので大変もどかしい気持ちです。

OnePlusはOSアップデートへの追従が早いことでも知られていますが、反面このようなゲーム専用ランチャやホームアプリの使い勝手など、AOSPのAndroidと比べて結構な手が入っています。正直、AOSPに毛が生えたレベルのXperiaよりも手が入っています。でも、Xperiaよりアップデートに積極的です。Xperiaなんなんだよ。

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なお、8月10日にAndroid 11の公測版(Beta 3ベース)というものが出まして、Android 11 アップデートへの体制準備はもうほぼ仕上がっているようです。また、OnePlus 8は最近、Googleの〝Android Enterprise Recommended〟(AER)というプログラムの認証を得ました。これは中華系の携帯電話では初の快挙となると思います。これによって、米・トランプ政権による中華系携帯電話へのGoogle Mobile Services (GMS)搭載に対する圧力が、OnePlusに対しては少しは緩和されるのではないでしょうか。

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