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Bose QuietComfort EarBuds

Date.
2020-12-24
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Boseが満を持して発売した本製品は、発売直後からたいへんな人気で発売前に予約したのが今ごろ届きました。Boseのお家芸ともいえる高精度なノイズキャンセリングを搭載したトゥルーワイヤレスイヤホンです。ライバルはずばりApple AirPods Proでしょう。

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ウォークマン NW-A100シリーズとペアリングして使っていますが、ペアリング自体は昨今よくある別アプリが必要というわけでもなく、端末の設定画面からペアリングできます。ただし、細かいコントロールにはBoseの『Bose Connect』と『Bose Music』が必要となります。2つアプリを入れるのは無駄だなあと思わないでもないですが、逆に考えるとAndroid搭載ウォークマンなので細かい調整ができるとも。

しかし、アプリとペアリングしても調整できるのはノイズキャンセルのメモリ機能(お気に入り)と左側を長押ししたときに何が起こるかくらいなので、正直なくてもいいです。

なお、ウォークマン側のDCフェーズリニアライザやバイナルプロセッサ、DSEE Ultimateなどは無効になります。イコライザとClearAudio+だけ使えます。Boseアプリ側にはイコライザ機能がないのでちょっとだけ便利。

不便だった点はAirPods Proと一緒で、イヤーチップが専用のものであること。専用な上に3サイズしかないので、微調整が利きません。イヤーチップがフィンと一体なのでこんなことになっているわけですので、その辺の設計をちゃんと考えてほしかったところ。

イヤーチップが専用で耳の中に向いたマイクもあるので、これはAirPods Proみたいに最適なサイズを測定できる機能があるのかなと思ったのですが、なかったです。ノイキャンのレベル測定のためだけのマイクみたい。

さて、肝心のサウンドですが、拍子抜けするくらい低音が出ていないです。AirPods Proの半分くらいの量感でしょうか。全域で鳴りますが、フォーカスされているのはボーカルです。歌声が非常に明瞭で聞き取りやすい。

ノイズキャンセリングは、さすがにQuietComfortの名を冠するだけあって、しっかりと周囲の音を打ち消してくれます。もちろん、QC35などのような完全に無音の空間というわけには行かないですが、打ち消し方は明らかに同じ傾向のものです。音声通話のときに自分の声が出ているのかわからない程度にはキャンセルされます。なお、この現象のために自分の声をマイクが拾って耳へフィードバックしてくれる機能も付いています。

ノイキャンのレベルは10段階に調整でき、音声フィードバック(セルフボイス)は3段階の設定ができます。左側をダブルタップして、お気に入り設定のノイキャンレベル3つを切り替えられます。タッチコントロールがシンプルすぎるかなというのと、あまりカスタマイズ性がないので今後のアップデートに期待ですかね。

他社のイヤホンにあるのに本製品にない機能としては、アンビエントサウンドなどと呼ばれる外音のパススルー機能がないです。これないの正直なところ結構不便だと思う。タッチコントロールをとっさの長押しとかで外音を取り込むモードが欲しいところ。

ちなみに、タッチコントロールは位置合わせで触った程度では反応しないので、結構確実な操作を求められます。誤爆が少ないのはとてもよいです。

充電はType-C端子からの有線と、Qi準拠の無線とがあります。Qi対応は高価格帯のトゥルーワイヤレスでは当たり前の機能になりましたね。

音質やノイキャンの精度、その他ハードウェアとしてのスペックは申し分ないのですが、2種類のアプリがとにかく低機能で実質何も設定できないのと一緒なので、ここが改善されるなら満点をあげられる製品です。

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