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ROLEX x wena 3 、ROLEX純正オイスターブレスでの合体施工例

Date.
2022-01-16
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過去にやってきた様々な時計とwena 3の合体技ですが、これはそのうちROLEXにおける最終形態です。これまでの事例ではバンド(ブレスレット)のリンクが切れてしまう形でしたが、これをリンクできるよう解決策をいろいろ考えました。

フラッシュフィット(弓カン)がなければROLEXではないというご指摘などもありました。純正のオリジナル状態に極力近くなるよう、様々なパターンを考えさせられました。

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最終的に、ROLEX オイスターブレスでならリンクを切らずにwena 3を結合できるのではないかと考え、この試みでは一定の成果を出すことができたと思います。以下、作業の要点を記録しています。

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うまくいくと、このように時計とwenaを両立できるようになります。wenaはwena 3で最も安い、ステンレスシルバーのもののほうが良い一体感が出そうです。

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一方、このようなROLEX ジュビリーブレスでは手の出しようがないので、取扱店にオイスターブレスを発注するのが最短の解決策のような気がします。

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今回使う(犠牲になる)個体は、2021年モデルのDATEJUST 36 (パームモチーフ)です。日本の正規店ではまだ入荷していなくて、スイス等の販売国現地で調達するか並行輸入品を買うしかない状況のモデルですが、他のROLEXでも(現行の)オイスターブレスなら同様にできるはずです。

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今回の手法では、オイスターブレスのバックル(クラスプ)とwena 3両方が並びます。結果的にバックルとして機能させる側のROLEX 王冠マークが残り、wena 3はバンドの一部として機能します。時計は純正形状と同じくかなり厳重に固定されるため、これで腕から脱落する危険性がほぼなくなったと思います。

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まず、腕に巻いたとき手前側になるほうのコマを1個残して(つまり2個めを)ラジオペンチなどを使って引き抜いてリンクを強制的に切ります。そして2mmのピンバイスを使ってホールの径を広げます。ROLEXの素材は基本的にロレゾールという結構堅い18K+SSの合金なので、根気の要る作業です。

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そして、長さ調整用のコマを使って、ブレスのバックルと繋げます。ここの個数は腕の太さによって調節します。バックルとwenaの接続、wenaとバンドの接続はあまったコマを使えば行けると思います。

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バックルとwenaの接続部。外れると困る部位なので、バネ棒を3本使って堅牢に固めています。

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wenaと(反対側の)ブレスの接続部。ここはコマの形状的にどうしても左右の隙間が空いてしまうので、3Mのダイノックフィルムで治具を作ってコマの隙間を埋めています。

これですべてのパーツが繋がり、トップの作例のような状態になります。両側のコマ数の調整などで位置を自分の腕に合わせましょう。

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