Sony VAIO P Series (VPCP11AKJ)
ソニーの横長ネットブックの2世代目、新型VAIO Pをジャンクから修復しました。オレンジの英字キーボードだけ以前から持っていて、オレンジの不動ジャンクとホワイトの可動ジャンクをニコイチしてオレンジの可動品を作り出した感じですね。
OSにはWindows 10 Home (20H2, Dec 2020)を入れていますが、OOBEプロセスでコケるのを防ぐため、適切なAutoUnattend.xmlを書いてインストールを実施しています。
見つからないドライバはひとつ、Sony Firmware Extension Parser (SNY5001)です。以下のソニーUSA公式ページからダウンロードが可能です。ソニーの公式ページはなぜかChrome系ブラウザではダウンロードができないので、SafariやIE11(!)などでダウンロードする必要があります。
それか、ソニー英国(Sony UK)のドライバダウンロードページを使うこともできます。
ソニー英国のほうが、若干ドライバのバージョンが低いです。
これ以外に、Sony Shared Library, VAIO Event Service, Alps StickPointer for VAIOあたりを入れておけば、ひとまずVAIOの最低限として安定稼働すると思います。GMA500のドライバは入れてはいけません。ドライバの世代が古くて現代のDWMに対応していないため、Windowsの動作が非常に不安定になります。
電源を切った状態でキーボード右下のWEBボタンを押すと、Splashtopが起動してWebブラウズだけできるのが本来の状態なのですが、これは同ページからSplashtopとそのアップデートを入れれば動きます。
フタを閉めて横から見た様子がペーパークリップに似ているのが本機の特徴です。ソニーが一時期ハマっていたデザインですね。
VAIO PやU系の、現代でいうUMPCはVAIOファンの中でも復活を望む声が多く、VAIO社にもそれは届いていると思うのですが、経営再建中とあってなかなかそういう製品が出なくて堅実路線で行っているのが現状です。今だったらVAIO Pもだいぶお安く作れるとは思うのですが。